【徒然大塩はん・参】
市立伊丹ミュージアム/
「伊丹郷町Ⅱ―伊丹のまちの本事情―」展
所用で訪れた伊丹市。ふと思い立ち、目的の駅を通り越して終点まで行ってみました。
町をぶらぶらと歩き、数年前に移転したという市立博物館へ。
ちょうど、旧村シリーズ17「伊丹郷町Ⅱ―伊丹のまちの本事情―」という企画展が開催中でした。本好きな私には見逃せないタイトルです。

江戸時代の本屋さん事情、大坂の本屋さんのことなど、興味深い展示ばかり。
現在の心斎橋からは想像できないですが、当時の心斎橋は、5~600mの間に4~50軒もの本屋さんが並んでいたそうです。なんて、ステキな町並み!! 本屋さん巡りで一日過ごせそうです。昔、旭屋書店のビルを上から順に巡って、至福の一日を過ごしたことを思い出しました(遠い目…)。
さて、展示場を進むと、突如現れたわれらが大塩さんコーナー!(いや、コーナーって・・・)

ほんと、偶然です。やらせではありません! 大塩さんに呼ばれたとしか思えません。いや、だったら、もっと早くに教えてよー、大塩はん💧 ほんと、大塩さん関連の展示があると知っていたら、もっと早く来てたのにーーー。
気を取り直して、展示を拝見。
やはり、伊丹。善右衛門さん関連の史料が複数展示されていました。
その他、小西家の私立図書館(その後、蔵書は伊丹市へ寄贈)など、垂涎物の展示が続きます。展示会場内をあと2、3周したかったのですが、次の予定があり時間切れ。ほんと、もっと早くに来れば良かった。
「伊丹郷町Ⅱ―伊丹のまちの本事情―」展は、2月22日(日)までです。どうぞお早めに。
ミュージアムへお越しの際は、ぜひ、岡田家住宅の入り口からお入りください。

約350年前に建てられた町屋です。
岡田家は、江戸時代より酒造業を営んでいたおうちで、生物学者の岡田節人さんのおうちでもあります(節人さんのお話は、機会があればいつかどこかで…)。ミュージアム内の柿衞文庫は、節人さんのお父さん・岡田利兵衞さん(国文学者)が寄贈した俳諧資料を所蔵・展示しています。
柿衞(かきもり)は、利兵衛さんの俳号で、お庭にあった台柿が由来だそうです。

松の木の隣にあるのが「台柿」の木です。後ろの建物は「柿衞文庫」。壁のマークは、ハートではなく台柿💛
この台柿、とろけるような甘さだったようで、文政12年(1829)10月22日に伊丹へ来遊した頼山陽が食べています。宴会のデザートで食べた山陽先生、その美味しさにめちゃくちゃ感動して、詩文に残したそうです。それが岡田家へ伝わりました。伊丹へは、篠崎松竹・田能村竹田も同道し、台柿の絵は竹田が描いています。山陽先生、伊丹のお酒が目的だったのでしょうけど、甘党でもいらしたのですね。
柿衞文庫は、今度ゆっくり拝見することとします。
大塩事件研究会の例会・イベント情報は、公式X(旧Twitter)でもご確認いただけます。
フォロー・拡散等々、大歓迎です!よろしくお願いします。
参考:
市立伊丹ミュージアム(I/M)ホームページ
『岡田柿衞』公益財団法人 柿衞文庫編
すでに登録済みの方は こちら